美食の地リグーリアの星！ロッセーゼ・ディ・ドルチェアックアの魅力

美食の地リグーリアの星！ロッセーゼ・ディ・ドルチェアックアの魅力

太陽と海が育むリグーリアのワイン

イタリアの北西部、フランスとの国境近くに位置するリグーリア州。温暖な地中海性気候に恵まれたこの地域は、美しい海岸線と、緑豊かな丘陵地帯が織りなす絶景で知られています。温暖な気候と肥沃な土壌は、個性豊かなブドウを育み、古くからワイン造りが盛んに行われてきました。
リグーリアのワインの特徴は、太陽の光をたっぷり浴びて育ったブドウから生まれる、果実味あふれる豊かな味わいです。さらに、海に面した土地柄ならではの、潮風を感じる爽やかな香りも魅力の一つです。
数あるリグーリアワインの中でも、今回ご紹介する「ロッセーゼ・ディ・ドルチェアックア」は、ひときわ異彩を放つワインです。別名「海のロゼ」とも呼ばれ、美しいロゼ色と繊細な味わいが特徴です。豊かな自然に囲まれたリグーリアが生んだ、この特別なワインを、ぜひ一度味わってみてください。

ドルチェアックア村の伝統を受け継ぐ赤ワイン

イタリア北西部、リグーリア州の陽光が降り注ぐ丘陵地帯に、ドルチェアックア村はあります。その名の通り「甘い水」が流れるこの村は、古くから高品質なワイン造りで知られてきました。中でも、この地の名前を冠した「ロッセーゼ・ディ・ドルチェアックア」は、村の伝統を受け継ぐ特別な赤ワインです。

このワインを語る上で欠かせないのが、「ロッセーゼ」という土着品種の存在です。古来よりドルチェアックア村とその周辺地域で栽培されてきた、まさにこの地に根付いたブドウと言えるでしょう。しかし、他の品種に比べて栽培が難しく、収量も少ないため、「幻のブドウ」と称されることもあります。

「ロッセーゼ」という名前は、その果皮の色合いに由来します。完熟した果実は、淡いバラ色のような美しい色合いを帯びます。このブドウから造られるワインは、繊細で複雑なアロマと、フルーティーでありながらもどこか滋味深い味わいが特徴です。

その品質の高さは、1972年にD.O.C.（統制保証原産地呼称）に認定されたことからも証明されています。今ではイタリア国内だけでなく、世界中のワイン愛好家を魅了し続けています。

「ロッセーゼ・ディ・ドルチェアックア」は、単なるワインではありません。それは、ドルチェアックア村の人々の歴史と伝統、そして「ロッセーゼ」という希少なブドウへの情熱が詰まった、まさに「村の宝」と呼ぶにふさわしいワインなのです。

華やかな香りと力強い味わいのハーモニー

ロゼワインの一種であるロッセーゼ・ディ・ドルチェアックアは、その名の通り、甘美なひと時を彩るのにふさわしい、複雑で奥深い味わいを持ち合わせています。グラスに注ぐ瞬間から、芳醇な香りが立ち上り、私たちの五感を刺激します。熟した赤い果実を思わせる甘やかな香りはもちろんのこと、シナモンやクローブを彷彿とさせるスパイシーなニュアンス、タイムやローズマリーなどのハーブの爽やかさが複雑に絡み合い、他に類を見ない豊かなアロマを生み出しています。口に含むと、凝縮された果実味が口いっぱいに広がり、まるで完熟した果実をそのまま味わっているかのようです。そこに、しっかりとしたタンニンが骨格を与え、力強さを加えています。しかしながら、その力強さはあくまでも上品で、全体としてはエレガントな印象を与えます。余韻の長さも特筆すべき点でしょう。かすかな苦味とスパイシーな風味が長く続き、複雑な味わいをさらに際立たせます。ロッセーゼ・ディ・ドルチェアックアは、早飲みタイプのものから、長期熟成によって複雑さを増すものまで、幅広いスタイルが存在するのも魅力です。そのため、自分の好みに合った一本を見つける楽しみもあります。

リグーリア料理との至福のマリアージュ

– リグーリア料理との至福のマリアージュイタリア北西部に位置するリグーリア州。温暖な気候と美しい海岸線で知られるこの地方は、新鮮な魚介類やバジルを使った料理が特色です。そして、このリグーリア料理と最高の組み合わせを見せるのが、地元産のロゼワイン「ロッセーゼ・ディ・ドルチェアックア」です。「ドルチェアックアのロゼ」とも呼ばれるこのワインは、淡いピンク色と、イチゴやラズベリーを思わせるフルーティーな香りが特徴です。口に含むと、爽やかな酸味とほのかな苦味が広がり、リグーリア料理によく使われるバジルやオリーブオイルの風味をさらに引き立てます。例えば、ジェノベーゼソースのパスタと合わせれば、ワインの果実感がバジルの香りを一層際立たせ、忘れられないハーモニーを生み出します。また、新鮮な魚介類をトマトで煮込んだ料理には、ワインの酸味が加わることで、全体の味が引き締まり、より深い味わいを楽しむことができます。さらに、熟成したロッセーゼ・ディ・ドルチェアックアは、より複雑な味わいを持ち、ジビエ料理やチーズとも素晴らしい相性を見せます。しっかりとした味わいの料理にも負けない奥深さを持ちながら、食卓全体を華やかに彩る、まさに「食の宝石」と言えるでしょう。リグーリアを訪れた際には、ぜひこの地の恵みであるロッセーゼ・ディ・ドルチェアックアと郷土料理のマリアージュを体験してみてください。 きっと、忘れられない美食体験となることでしょう。

小さな村のワインが世界を魅了する

イタリア半島のかかと部分に位置するプーリア州。アドリア海に面した温暖なこの土地は、古くからブドウ栽培が盛んな地域として知られています。数あるワイン産地の中でも、ひときわ異彩を放つのが、小さな村ドルチェアックアで造られるロゼワイン、「ロッセーゼ・ディ・ドルチェアックア」です。
鮮やかなピンク色と、フルーティーでありながらもしっかりとした骨格を持つ味わいは、世界中のワイン愛好家を魅了し、近年人気が高まっています。
このワイン最大の特徴は、土着品種であるネーグロアマーロとマルヴァジア・ネーラという２種類のブドウを、独自の配合でブレンドしていることです。
太陽の恵みをたっぷり浴びて育ったブドウは、伝統的な醸造方法によって丁寧にワインへと姿を変えます。生産者たちは、代々受け継がれてきた技術を守りながら、高品質なワイン造りに情熱を注いでいます。
海風と太陽に育まれたブドウ、そして、その土地でワイン造りを行う人々の情熱によって生み出されるロッセーゼ・ディ・ドルチェアックア。それは、まさにプーリアの風土が育んだ、唯一無二の味わいです。個性的なロゼワインの魅力を、ぜひ一度体験してみてください。