華やかで甘い!イタリアの白ワイン、アスティの魅力
ワインを知りたい
先生、「アスティ」って、どんなお酒なんですか?
ワイン研究家
「アスティ」はね、イタリアのピエモンテ州で作られている、マスカットを使った甘い白ワインのことだよ。とっても華やかな香りが特徴なんだ。
ワインを知りたい
へえー。甘い白ワインか。でも、アスティって、スパークリングもあるって聞いたことあります!同じ名前なのに、種類があるんですか?
ワイン研究家
するどいね!実は、「アスティ」っていうのは、いくつかの種類のワインの総称なんだ。スパークリングワインは「アスティ・スプマンテ」、微発泡は「モスカート・ダスティ」、スティルワインは「アスティ・ヴェンディミア・タルディーヴァ」っていう風に、少しずつ呼び方が違うんだ。
アスティとは。
「アスティ」は、イタリアのピエモンテ州で作られる白ワインのことで、厳しい基準をクリアした特別なワインのことです。マスカットという種類のぶどうから作られていて、新鮮で華やかな甘さが特徴です。同じ「アスティ」という名前でも、泡立ち方によって呼び方が少し違います。泡が沢山出るものは「アスティ・スプマンテ」、少しだけ泡立つものは「モスカート・ダスティ」、泡が出ないものは「アスティ・ヴェンディミア・タルディーヴァ」といいます。
アスティとは
– アスティとはアスティは、イタリアのブーツの形をした半島の付け根部分に位置するピエモンテ州で造られる、甘口の白ワインです。 この地域は、イタリアを代表する高級ワインである「バローロ」や「バルバレスコ」の産地としても有名ですが、アスティは、それらとは対照的に、爽やかな甘さと低めのアルコール度数が特徴です。アスティの原料となるブドウは、マスカットの一種である「モスカート・ビアンコ」という品種です。 このブドウは、非常に香りが高く、独特の華やかなアロマを持っています。 アスティはこのブドウの特徴を最大限に活かすため、特別な製法で造られます。 通常のワイン醸造では、ブドウの糖分をすべてアルコール発酵させてしまいますが、アスティの場合は、発酵の途中で冷却を行い、糖分を残したまま瓶詰めします。 そのため、フレッシュでフルーティーな香りと共に、心地よい甘さを楽しむことができます。品質の高さから、アスティはイタリアワインの格付けの中でも特に厳しい「D.O.C.G.(統制保証原産地呼称)」に認定されています。 これは、原料となるブドウの品種から栽培方法、醸造方法に至るまで、全てが厳格な基準を満たしていることの証であり、世界中のワイン愛好家から高い評価を受けています。 アスティは、食前酒としてはもちろん、デザートワインとしても楽しまれています。 また、その華やかな香りは、フルーツを使ったサラダやタルトなどとも相性が良く、様々なシーンで楽しむことができるのも魅力です。
項目 | 内容 |
---|---|
ワイン名 | アスティ |
産地 | イタリア ピエモンテ州 |
特徴 | 甘口の白ワイン 爽やかな甘さと低めのアルコール度数 フレッシュでフルーティーな香りと心地よい甘さ |
原料 | モスカート・ビアンコ(マスカットの一種) |
製法 | 発酵途中で冷却し、糖分を残したまま瓶詰め |
格付け | D.O.C.G.(統制保証原産地呼称) |
楽しみ方 | 食前酒、デザートワイン、フルーツを使った料理 |
様々な種類のアスティ
「アスティ」と聞いて、多くの人がイメージするのは、華やかな泡立ちと爽やかな甘さを持つスパークリングワインでしょう。しかし、一口にアスティと言っても、その種類は実に様々です。今回は、代表的なアスティの種類と、それぞれの魅力についてご紹介します。
最も有名なのは、「アスティ・スプマンテ」でしょう。これは、瓶内二次発酵によって作られるスパークリングワインで、きめ細かい泡立ちと、マスカット由来の華やかな香りが特徴です。心地よい甘さと低めのアルコール度数から、食前酒として楽しまれることが多いですが、フルーツや軽めのデザートとも相性が抜群です。
一方、「モスカート・ダスティ」は、微発泡のアスティです。タンク内で発酵を止めることで、優しい泡立ちを実現しています。アスティ・スプマンテに比べて甘さは控えめで、フルーティーな香りと共に、爽やかな飲み口を楽しめます。
また、「アスティ・ヴェンディミア・タルディーヴァ」は、収穫期を遅らせて糖度を高めたブドウから作られる、スティルワイン(非発泡性ワイン)です。そのため、非常に濃厚な甘さと、熟した果実を思わせる芳醇な香りが特徴です。デザートワインとして楽しまれることが多く、フォアグラなどの濃厚な料理とのマリアージュも楽しめます。
種類 | 特徴 | 味わい | おすすめシーン |
---|---|---|---|
アスティ・スプマンテ | 瓶内二次発酵、きめ細かい泡立ち | 華やかなマスカットの香りと心地よい甘さ | 食前酒、フルーツ、軽めのデザート |
モスカート・ダスティ | 微発泡、タンク内発酵 | フルーティーな香りと爽やかな飲み口、甘さ控えめ | – |
アスティ・ヴェンディミア・タルディーヴァ | スティルワイン(非発泡性)、収穫期を遅らせたブドウを使用 | 濃厚な甘さと熟した果実の芳醇な香り | デザートワイン、フォアグラなどの濃厚な料理 |
アスティに合う料理
アスティは、そのフルーティーな香りと爽やかな甘さで多くの人に愛されているイタリア産のスパークリングワインです。食前酒として楽しまれることが多いですが、実はデザートワインとしても楽しむことができ、食後の一杯にもおすすめです。
アスティの甘さは、デザートとの相性が抜群です。特に、フルーツタルトやチョコレートケーキなどの甘いデザートとは、その甘さが互いに引き立て合い、至福のマリアージュを生み出します。軽い泡立ちが、濃厚なデザートをさっぱりと仕上げてくれるでしょう。
また、意外かもしれませんが、スパイシーな料理ともよく合います。例えば、エスニック料理の辛味を、アスティの甘さが和らげ、心地よいバランスを生み出します。
さらに、ブルーチーズのような塩味の強いチーズとも相性が良いとされています。アスティの甘さと酸味が、チーズの塩味とコクを引き立て、奥深い味わいを楽しむことができます。
このように、アスティは様々な料理と楽しむことができる、 versatile なワインです。食卓に華を添え、料理の味を引き立ててくれるアスティを、ぜひ様々なシーンで楽しんでみてください。
特徴 | 合う料理 |
---|---|
フルーティーな香り、爽やかな甘さ | 食前酒 |
甘口 | フルーツタルト、チョコレートケーキなどの甘いデザート |
軽い泡立ち | 濃厚なデザート |
甘さ | スパイシーな料理 |
甘さと酸味 | ブルーチーズなどの塩味の強いチーズ |
アスティを楽しむ
アスティは、イタリア生まれの甘口スパークリングワインです。そのフルーティーな香りと爽やかな甘みは、多くの人を魅了しています。今回は、このアスティを最大限に楽しむための方法をご紹介しましょう。
アスティは、キリリと冷やした状態で楽しむのが鉄則です。冷蔵庫でしっかりと冷やし、5℃から8℃くらいが飲み頃です。キンキンに冷えたアスティを口に含めば、その爽快な味わいが口いっぱいに広がります。
グラスは、スパークリングワインに最適なフルートグラスを用意するのが理想的です。細長い形状のフルートグラスは、アスティの泡立ちを美しく見せ、香りをグラスの中に閉じ込めてくれます。もし、フルートグラスがない場合は、白ワイン用のグラスでも構いません。
開栓したアスティは、時間を置かずに飲み切るようにしましょう。スパークリングワインは、空気に触れると徐々に風味が損なわれていきます。開栓したてのフレッシュな香りと味わいを堪能するためにも、早めに飲み干すことをおすすめします。
ポイント | 詳細 |
---|---|
飲み頃温度 | 5℃~8℃ |
おすすめグラス | フルートグラス (白ワイングラスでも可) |
その他 | 開栓後はなるべく早く飲み切る |