ワイン用語解説: レセルバってどんなワイン?

ワイン用語解説: レセルバってどんなワイン?

ワインを知りたい

先生、「レセルバ」ってワインのラベルによく書いてありますよね?どんなワインのことですか?

ワイン研究家

よくぞ聞いてくれました!「レセルバ」は、簡単に言うと「特別なワイン」の印なんだ。ただ、国によってその基準は違うんだよ。

ワインを知りたい

基準が違うんですか?

ワイン研究家

そうなんだ。例えばスペインでは、赤ワインなら樽で一定期間寝かせてからじゃないと「レセルバ」と呼べない決まりがある。でも、日本やオーストラリアでは、それぞれの作り手が自由に決めているんだ。

レセルバとは。

「レセルバ」って言葉はワインで使われるんだけど、普通は決まった期間、樽の中でじっくり熟成させてから出荷されるワインのことを指すんだ。ただ、この名前を使うための決まりがある国とない国がある。例えばスペインだと、「レセルバ」と名乗る赤ワインは最低でも3年間熟成させないといけないし、そのうち1年間は樽で熟成させなきゃいけないんだ。一方で、日本やオーストラリアみたいに決まりがない国もある。そういう国では、ワインを作る場所が、ちょっと高級なワインとか、少し長く熟成させたワインに独自に「レセルバ」って名前を付けてたりするんだ。

レセルバとは?

レセルバとは?

ワインの世界で時々見かける「レセルバ」。特別な響きを感じませんか? 「レセルバ」とは、簡単に言うと「一定期間熟成させたワイン」のことです。しかし、その定義は国によって異なり、明確な規定がある国とそうでない国が存在します。

例えば、スペインでは「レセルバ」を名乗るには、法律で定められた厳しい条件をクリアする必要があります。規定はワインの産地や種類によって細かく定められていますが、いずれも長期熟成を経た高品質なワインだけが名乗ることを許されます。そのため、スペインワインで見かける「レセルバ」は、品質の保証書のようなものと言えるでしょう。

一方、チリやアルゼンチンなどでは、レセルバに関する明確な法的規定はありません。そのため、これらの国で生産される「レセルバ」と表示されたワインは、それぞれの生産者が独自に定めた基準に基づいて選ばれたワインということになります。

このように、「レセルバ」の定義や基準は国によって様々です。しかし、いずれの場合も、生産者が自信を持っておすすめする、厳選されたワインであることは間違いありません。ワインを選ぶ際には、「レセルバ」という言葉にも注目してみて下さい。

レセルバの定義・基準
スペイン 法律で規定。産地・種類によって厳しい熟成期間や品質基準が定められている。
チリ、アルゼンチンなど 明確な法的規定なし。生産者独自の基準で選定。

規定がある国と無い国

規定がある国と無い国

ワインの世界では、国によって様々な規定が存在します。例えば、スペインでは「レセルバ」を名乗る赤ワインには、厳しいルールが定められています。最低でも3年間の熟成期間が必要で、さらにそのうちの1年間は、必ず樫の木の樽の中で熟成させなければなりません。これは、スペインの気候と相まって、長期熟成によってのみ生まれる、奥深く複雑な味わいのワインを「レセルバ」と呼ぶためです。
一方、日本やオーストラリアなど、ワインの製造に関する歴史が浅い国では、「レセルバ」に関する明確な決まりはありません。そのため、それぞれのワイナリーが独自の判断で、この表示を使用しています。一般的には、通常のワインよりも少し長く熟成させたものや、ワイナリーが自信を持って提供する高品質なワインに、「レセルバ」と名付けられることが多いようです。このように、「レセルバ」と表記されていても、国や生産者によってその意味合いは異なるため、ラベルの表示だけにとらわれず、それぞれのワインの特徴を見極めることが大切です。

項目 スペイン 日本・オーストラリアなど
“レセルバ” の規定 あり なし
熟成期間 最低3年(うち1年以上は樫樽熟成) ワイナリー独自の判断
“レセルバ” の意味合い 長期熟成による奥深く複雑な味わいのワイン 通常のワインより長く熟成させたものや高品質なワイン

レセルバを選ぶ楽しみ

レセルバを選ぶ楽しみ

ワインショップの棚にずらりと並ぶボトルの中から、特別な一本を選び出すのは、まるで宝探しのようです。そんなワイン選びの中でも、ひときわ心を惹かれるのが「レセルバ」と記されたワインではないでしょうか。

レセルバとは、スペイン語で「特別なものを取っておく」という意味を持ちます。その名の通り、ワイナリーが自信を持って送り出す、厳選されたワインであることが多いです。

レセルバを選ぶ際には、まず産地を確認してみましょう。スペインやイタリアのように、レセルバワインに関する厳しい規定を設けている国もあります。これらの国のレセルバワインは、一定期間以上の熟成期間や、使用できるぶどう品種などが細かく定められているため、品質の高さはお墨付きと言えるでしょう。

一方、国によってはそのような規定がない場合もあります。そのようなレセルバを見つけた時は、ワイナリーのこだわりや、そのワインが持つ個性を想像しながら選ぶのも楽しみの一つです。ラベルに記載された熟成期間や、テイスティングノートも参考になるでしょう。熟成によって深みを増した味わいや、複雑な香りは、特別な日のディナーや、大切な人への贈り物にも最適です。

項目 内容
意味 スペイン語で「特別なものを取っておく」
ワイナリーが自信を持って送り出す、厳選されたワイン
選び方のポイント
  • 産地を確認する。(スペインやイタリアなどの規定が厳しい国は品質が高い)
  • 規定がない場合は、ワイナリーのこだわりや個性を想像する
  • ラベルに記載された熟成期間やテイスティングノートを参考にする
その他 熟成された深い味わい、複雑な香りは、特別な日や贈り物に最適。
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