ドウロ渓谷

生産方法

魅惑の酒精強化ワイン:ポートの世界

- ポートワインとはポートワインは、ポルトガルを代表する甘口の酒精強化ワインです。その名の通り、ポルトガルの「ポルト」という街の名前が由来となっています。 酒精強化ワインとは、ワインの製造過程でブランデーなどの蒸留酒を加えることで、アルコール度数を高めたワインのことです。 一般的にワインのアルコール度数は12度前後ですが、ポートワインは約18度から20度と高めです。ポートワインの原料となるブドウは、ポルトガル北部に位置するドウロ渓谷で栽培されます。ドウロ渓谷は、傾斜のきつい丘陵地帯にブドウ畑が広がる独特の景観を持つ地域です。この地域は、夏は暑く乾燥し、冬は雨が多いという気候で、ポートワインのブドウ栽培に適しています。ポートワインの特徴は、なんといってもその甘美な味わいです。 発酵途中のワインにブランデーを加えることで、ブドウの糖分が残るため、豊かな甘みと芳醇な香りが生まれます。 赤ワインがベースとなっているものが一般的ですが、白やロゼなど様々な種類があります。 一般的に、食後酒として、チョコレートやチーズ、ナッツなどと楽しまれています。古くから英国の貴族に愛されてきた歴史を持つ、伝統と格式高いワイン、それがポートワインです。
品種

ポートワインを支える黒ブドウ、トウリガ・フランカの魅力

ポルトガルは個性的なワインを生み出す国として知られていますが、中でもドウロ渓谷は世界的に有名な酒精強化ワインであるポートワインの産地として有名です。このドウロ渓谷で広く栽培されている黒ブドウ品種のひとつに、トウリガ・フランカがあります。トウリガ・フランカは、ポルトガルを代表する黒ブドウ品種と言えるでしょう。なぜなら、この品種はポートワインの主要品種5つのうちのひとつに数えられており、その深い味わいと香りに大きく貢献しているからです。ドウロ渓谷の急斜面に広がるブドウ畑は、日照量が多く乾燥した気候です。トウリガ・フランカはこのような厳しい環境でも力強く育ち、糖度の高い果実を実らせます。仕上がったワインは、力強いタンニンと凝縮感のある果実味が特徴です。熟成を経ると、ドライプルーンやブラックチョコレート、スパイスなどを思わせる複雑な香りが加わり、さらに深みが増していきます。ポートワインだけでなく、近年はスティルワイン(酒精強化していないワイン)の生産にも力を入れているため、世界中のワイン愛好家から注目を集めています。トウリガ・フランカは、ポルトガルワインの多様性と品質の高さを象徴する品種と言えるでしょう。