力強い味わいの源、モンフォルテ・ダルバを探る
イタリアワインの最高峰と評されるバローロ。その銘醸地であるピエモンテ州には、それぞれに個性を持つ11の村が存在します。その中でも特に、力強さと複雑な味わいで知られるワインを生み出す村が、モンフォルテ・ダルバです。
モンフォルテ・ダルバは、バローロ地区の中心部に位置し、「バローロの魂」とも呼ばれています。この村の畑は、南向きに広がる急斜面に位置し、日当たりと水はけが非常に良いという特徴があります。土壌は、主に石灰質と泥灰土からなり、これがバローロ特有の力強い骨格と複雑な風味を生み出す源となっています。
モンフォルテ・ダルバで造られるバローロは、凝縮した果実味、しっかりとしたタンニン、力強い構造が特徴です。その複雑な味わいは、長期熟成によってさらに深みを増し、年月とともに変化する様を楽しむことができます。熟成したバローロは、バラ、トリュフ、スパイスなどを思わせる複雑な香りを持ち、世界中のワイン愛好家を魅了し続けています。
力強さと複雑さの中に、気品漂う eleganza を感じさせるモンフォルテ・ダルバのバローロ。機会があれば、ぜひその味わいを体験してみてください。