クール・ド・キュヴェ

生産方法

シャンパーニュの真髄、クール・ド・キュヴェとは

シャンパーニュといえば、華やかな席に彩りを添える、繊細な泡が美しいお酒として広く知られています。その複雑で芳醇な味わいは、いくつもの工程を経て丁寧に作り出されますが、中でも「クール・ド・キュヴェ」と呼ばれる工程は、シャンパーニュの品質を左右する重要な役割を担っています。「クール・ド・キュヴェ」とは、フランス語で「搾汁の心臓部」を意味し、シャンパーニュ造りのまさに心臓部とも言える工程です。シャンパーニュは、黒ブドウ、もしくは白ブドウから造られますが、いずれの場合も、最初の圧搾で得られる果汁が最も上質とされています。この最初の圧搾で得られた、最も純粋で雑味の少ない果汁こそが「クール・ド・キュヴェ」と呼ばれ、最高級のシャンパーニュを生み出すために使用されます。この最初の果汁は、全体の約20%程度しか取ることができず、非常に貴重なものとされています。「クール・ド・キュヴェ」は、その繊細な風味と豊かなアロマを最大限に活かすため、単一の畑、単一の品種、単一の収穫年のブドウのみを用いて造られることが多く、きめ細やかでエレガントな泡立ちと、複雑で奥行きのある味わいを生み出します。このように、「クール・ド・キュヴェ」は、シャンパーニュの品質を決定づける重要な要素の一つです。シャンパーニュを選ぶ際には、ぜひ「クール・ド・キュヴェ」にも注目してみて下さい。
シャンパン

ボーモン・デ・クレイエール:シャンパーニュの隠れた名家

フランスの北東部に広がるシャンパーニュ地方。数多くの有名なシャンパンの産地がひしめく中で、ひっそりと佇む小さな村、マルドゥイユ。あまり聞き馴染みのない名前かもしれませんが、この村にこそ、1955年から高品質なシャンパンを世に送り出し続けている「ボーモン・デ・クレイエール」はあるのです。 一度は耳にしたことがあるでしょうか?まだその名を知らないあなたは、とても損をしているかもしれません。「ボーモン・デ・クレイエール」は、シャンパン造りにおいて、妥協を一切許しません。ブドウ畑での栽培から、瓶詰めまで、すべての工程を自らの手で、自らの目で、そして自らの感覚で確かめながら行います。まさに「シャンパーニュへの情熱を形にする」生産者と呼ぶにふさわしいでしょう。彼らが生み出すシャンパンは、決して大量生産されるものではありません。しかし、だからこそ、一本一本に、作り手の想いと、テロワールの個性が凝縮されているのです。「ボーモン・デ・クレイエール」。その名は、まだ小さなものかもしれません。しかし、その品質の高さは、やがて世界を驚かせることになるでしょう。ひっそりと佇む小さな村の、小さな作り手が生み出す、大きな夢と情熱が詰まったシャンパンを、あなたも味わってみませんか?きっと、忘れられない体験になるはずです。