生産地 進化する「オールドワールド」ワインの世界
「オールドワールド」とは、ヨーロッパを中心とした、古くからワイン造りが盛んな地域を指す言葉です。フランス、イタリア、スペインといった国々は、その長い歴史の中で、世界中で愛される数々の名酒を生み出してきました。これらの地域では、代々受け継がれてきた伝統と高度な技術が、他の地域にはない高品質なワイン造りを支えています。オールドワールドのワイン造りにおいて最も大切にされている要素の一つに、テロワールがあります。テロワールとは、ぶどうの生育環境を取り巻くあらゆる要素、つまり気候や土壌、地形などを総合的に表す言葉です。太陽の光をたっぷりと浴びた南向きの斜面や、水はけの良い土壌など、それぞれの土地が持つ個性的なテロワールが、唯一無二の味わいを生み出すのです。そして、その土地の個性を最大限に引き出すために、伝統的な醸造方法が大切に守られています。古くから伝わる醸造技術は、長年の経験と知識の結晶であり、複雑で深みのある味わいを生み出すために欠かせないものです。こうして生まれたオールドワールドのワインは、気品あふれる香りと深い味わいを持ち、世界中のワイン愛好家を魅了し続けています。
