生産地 ミュジニー:力強さと繊細さを併せ持つブルゴーニュの至宝
フランス東部に位置するブルゴーニュ地方。その中心地であるコート・ド・ニュイ地区に、幾つもの丘陵が連なるようにして存在しています。その丘陵地帯の一つ、シャンボル・ミュジニー村に、ひときわ存在感を放つブドウ畑があります。その畑こそ、ブルゴーニュワインの最高峰、グラン・クリュ(特級畑)と呼ばれる「ミュジニー」です。ミュジニーは、その名の通り、古くからブドウ栽培が盛んに行われてきた歴史ある土地です。「ミュジニー」という名前は、ローマ時代、この地を所有していたとされる「ムシニウス」という人物の名前に由来するという説や、ラテン語で「修道院の所有地」を意味する言葉に由来するという説など、様々な歴史ロマンを感じさせるエピソードが残されています。わずか約10ヘクタールという限られた面積でしかありませんが、そこで育まれたブドウから造られるワインは、他に類を見ない芳醇な香りと深い味わいを持ち、世界中のワイン愛好家を虜にしています。ミュジニーのワインは、その希少性から「幻のワイン」とも呼ばれ、その濃厚で力強い味わいは、まさに「ワインの王様」と呼ぶにふさわしいでしょう。何世紀にも渡り、人々を魅了し続けるミュジニー。その丘陵地に広がるブドウ畑は、ブルゴーニュワインの歴史と伝統を象徴する、まさに特別な場所と言えるでしょう。
