品種 隠れた名品?ワイン用ブドウ品種「チャサネーゼ」の魅力
イタリア中部のラツィオ州を原産地とするチャサネーゼは、その名の通り黒い果皮を持つブドウ品種です。その歴史は古く、古代ローマ時代からこの地で栽培されていたという説もあるほどです。古くから人々に愛されてきたその味わいは、まさに歴史の重みを感じさせる深みを持っています。しかし、チャサネーゼは長らくラツィオ州という限られた地域でのみ栽培されてきました。そのため、他の有名なイタリア産ブドウ品種と比べると、その名はあまり知られていません。まさに「隠れた名品」と呼ぶにふさわしいでしょう。 近年、その質の高さが徐々に知られるようになり、栽培地域は少しずつ広がりを見せています。しかし、それでも栽培の中心地はラツィオ州であり、他の地域ではまだあまり見かけることができません。チャサネーゼから造られるワインは、しっかりとした骨格と豊かな果実味を兼ね備えているのが特徴です。熟成によってさらに複雑な味わいを増し、長期熟成にも向いていると言われています。まだあまり知られていないチャサネーゼですが、そのポテンシャルは非常に高いと言えるでしょう。今後、世界中で愛されるワインとなる日もそう遠くないかもしれません。
