品種 多様な味わいを生むブドウ品種:フランコニア
- 黒ブドウ品種フランコニアとはフランコニアは、ヨーロッパを中心に世界各地で栽培されている黒ブドウ品種です。その起源は古く、ローマ帝国時代にまで遡るとも言われていますが、正確なところは分かっていません。18世紀には、既にオーストリアで栽培されていた記録が残っており、長い歴史を持つブドウ品種であることが伺えます。フランコニアは、イタリアではその名で呼ばれていますが、他の地域では、ブラウフレンキッシュ(ドイツ)、ケークフランコシュ(フランス)など、異なる名前で呼ばれることがあります。これは、それぞれの地域で独自の呼び名が定着したためです。栽培に適した気候は比較的温暖で、中央ヨーロッパをはじめ、近年では日本やアメリカなど、世界各地で栽培が広がっています。フランコニアは、晩熟の品種として知られ、ゆっくりと成熟することで、豊かな果実味と程よい酸味を備えたワインを生み出します。味わいは、品種特有のスパイシーな香りと、チェリーやプラムを思わせる果実味、そして滑らかなタンニンが特徴です。単一品種で醸造されることもあれば、他の品種とブレンドされることもあります。フランコニアは、奥深い味わいと複雑なアロマを持つ、魅力的な黒ブドウ品種と言えるでしょう。
