生産方法 スパークリングワインの秘密兵器!リキュール・ド・ティラージュとは?
グラスに注がれた瞬間、煌めきながら立ち上る泡は、スパークリングワインの魅力の一つと言えるでしょう。シャンパンを代表格とするこれらのワインに泡が存在するのは、瓶詰め後に行われる「二次発酵」という特別な工程によるものです。ワインは、ブドウの果汁に含まれる糖分が酵母によってアルコールと炭酸ガスに分解されることで生まれます。多くのワインはこの時点で発酵を終えますが、スパークリングワインの場合は、さらに瓶詰め後に「二次発酵」という工程を経るのです。二次発酵の引き金となるのが「リキュール・ド・ティラージュ」と呼ばれる、糖分と酵母を含む混合液です。これを瓶詰めしたワインに添加することで、瓶の中で再び発酵が始まります。密閉された瓶の中では発生した炭酸ガスは逃げ場を失い、ワインに溶け込んでいきます。こうして、あの美しい泡立ちが生まれるのです。二次発酵は、スパークリングワインの味わいを左右する重要なプロセスです。きめ細かい泡立ち、複雑な香りの形成など、二次発酵を経て初めて、その魅力を最大限に発揮すると言えるでしょう。
