生産方法 ギリシャの太陽の恵み ヴィン・リアストス
- エーゲ海の甘美な味わいギリシャでワインといえば、多くの人がキリッとした辛口の白ワインを思い浮かべるでしょう。しかし、エーゲ海の島々では、古くから太陽の恵みをいっぱいに受けた甘口ワインも親しまれてきました。その代表格といえるのが、「ヴィン・サント」です。「サント」とは「聖なる」という意味をもち、その名の通り、古くから宗教儀式などにも用いられてきた歴史あるワインです。作り方は独特で、収穫したブドウを天日で乾燥させることから始まります。太陽の光を浴びて水分が抜けたブドウは、凝縮した甘みと芳醇な香りを持ちます。この乾燥ブドウを丁寧に醸造し、熟成させることで、黄金色の美しい「ヴィン・サント」が出来上がるのです。口に含むと、とろりとした滑らかな舌触りとともに、アプリコットや蜂蜜、キャラメルなどを思わせる複雑な風味が広がります。濃厚な甘みでありながら、後味は意外なほどすっきりとしています。食後酒として楽しまれることが多いですが、ブルーチーズやフォアグラなど、濃厚な味わいの料理との相性も抜群です。エーゲ海の穏やかな太陽と、長い歴史が生み出した「ヴィン・サント」。その奥深い味わいは、きっと忘れられない体験となるでしょう。
