土壌 ワインと土壌:スレートがもたらす影響
- スレートとはスレートは、薄い板状に割れやすい性質を持つことから、屋根材や床材など、建築材料として古くから利用されてきました。この石は、元々は粘土などの堆積物が、長い年月をかけて地中深くに埋もれ、圧力と熱の影響を受けて硬く変化した岩石です。このような岩石は「変成岩」と呼ばれ、スレートもこの変成岩の一種である「粘板岩」に分類されます。スレートが板状に割れやすいのは、この変成する過程で、元々の堆積物の層に垂直な方向に、新たな鉱物の配列が作られるためです。近年、このスレートが、ワインのブドウ畑における土壌としても注目を集めています。スレートは、水はけが良く、ブドウの根腐りを防ぐ効果があります。また、日中に太陽の熱を蓄え、夜間にゆっくりと放出することで、ブドウが成熟するために必要な寒暖差を生み出す効果も期待できます。スレート土壌で育ったブドウから作られるワインは、ミネラル感が豊かで、しっかりとした骨格を持つと言われています。そのため、世界中のワイン生産者が、スレート土壌でのブドウ栽培に熱い視線を注いでいます。
