生産方法 ワインの甘さの指標「エクスレ」
- エクスレとはエクスレとは、主にドイツやルクセンブルクのワイン造りで用いられる、ブドウ果汁の糖度を示す単位です。この単位は、19世紀に活躍したドイツの技師、フェルディナンド・エクスレ氏の名前に由来しています。彼は、ブドウの果汁に含まれる糖分の量と、その果汁から造られるワインのアルコール度数との間に密接な関係があることを発見しました。そして、その関係をより明確に示すために、果汁の比重を測定する方法を開発しました。 果汁の比重は、糖分が多いほど高くなるため、この値を測定することで、ブドウの熟度や、そこから造られるワインの潜在的なアルコール度数を推定することができるのです。エクスレ氏は、自らが開発した比重計を用いて測定した値を「エクスレ度」と名付けました。 エクスレ度は、ブドウ果汁1キログラムあたりの糖分のグラム数を表しており、数値が大きいほど糖度が高い、つまり完熟したブドウであることを示します。例えば、エクスレ度100度の果汁は、1キログラムあたり100グラムの糖分を含んでいるということになります。今日でも、エクスレ度はワイン、特にドイツワインの品質を評価する上で重要な指標として用いられています。ブドウの栽培地域や品種、収穫年によってエクスレ度は異なり、その違いがワインの味わいの多様性を生み出す一因となっています。そして、醸造家は長年の経験と知識に基づき、それぞれのブドウの出来栄えをエクスレ度から判断し、最適なワイン造りを行っているのです。
