品種 日本生まれの黒ブドウ品種、ブラック・クィーンの魅力
日本のワイン造りを語る上で欠かせないのが、日本固有のブドウ品種です。数ある品種の中でも、「ブラック・クィーン」は、日本を代表する黒ブドウ品種として、その名を知られています。その名の通り、果皮は黒色をしており、その色合いは、熟すほどに深く、濃い色へと変化していきます。この品種は、1940年代に日本で誕生しました。欧米原産の品種が主流であった当時、日本の風土に適したブドウ品種を生み出そうと、先人たちは長年にわたり、情熱を注いで品種改良を重ねてきました。そして、数々の試行錯誤の末に誕生したのが、この「ブラック・クィーン」なのです。「ブラック・クィーン」から造られるワインは、濃いルビー色をしており、野イチゴやブラックベリーを思わせる、豊かな果実香が特徴です。口に含むと、まろやかな渋味と酸味が調和し、バランスの良さを感じさせます。日本人の手によって生み出された「ブラック・クィーン」は、まさに日本独自のブドウ品種と言えるでしょう。その深い味わいは、日本の風土と、そして、日本のワイン造りの歴史と伝統を雄弁に物語っています。
