ソーヴィニヨン・グリ

品種

ワインの世界を探る:灰色ブドウ「グリ」の魅力

ワインの世界には、数えきれないほどのブドウ品種が存在しますが、その中に「グリ」と名付けられた、少し変わった響きのグループがあります。「グリ」とは、フランス語で「灰色」を意味する言葉。灰色がかった、青みがかった色合いを持つブドウの皮の色から、この名が付けられました。一見すると不思議な名前ですが、実は私たちの身近にも、この「グリ」の仲間は多く存在しています。例えば、白ワイン用ブドウとして有名な「ソーヴィニヨン・ブラン」は、フランスのロワール地方では「ソーヴィニヨン・グリ」と呼ばれ、灰色がかったピンク色の果皮を持つものが栽培されています。また、イタリア北部を代表する白ワイン「ピノ・グリージョ」も、フランスでは「ピノ・グリ」として知られており、こちらも灰色がかった薄いピンク色の果皮が特徴です。このように、「グリ」と名の付くブドウは、灰色がかった淡い色の果皮を持つことが特徴ですが、その色合いは品種や栽培環境によって微妙に異なり、淡い緑色からピンク色まで、実に様々です。味わいの特徴としては、白ワイン用品種に多く、すっきりとした飲み口でありながら、豊かな果実味とコクも感じられるものが多くあります。「グリ」という名前は、普段あまり耳にする機会がないかもしれませんが、これを機に、ワインショップなどで見かけた際には、ぜひ手に取ってみてください。その個性的な味わいに、きっと新しい発見があるはずです。