アルバリサ

土壌

シェリーの故郷を育む「アルバリサ」土壌

スペイン南部アンダルシア地方のヘレス地方。そこには、「アルバリサ」と呼ばれるまばゆいばかりの白い土壌が広がっています。この土壌こそ、世界中で愛される酒精強化ワイン、シェリー酒を生み出す立役者の一つなのです。アルバリサ土壌の特徴は、何と言ってもその白さ。まるで雪が積もったかのように白く輝くこの土壌は、炭酸カルシウムを豊富に含んでいます。炭酸カルシウムは、強い日差しを反射する性質があり、これがアルバリサ土壌の白さの秘密です。強い日差しは、ブドウ栽培においては、必ずしも良いものとは言えません。過剰な日差しは、ブドウの果皮を厚くし、渋みや苦味の原因となるからです。しかし、アルバリサ土壌は、その白さによって太陽光を反射し、ブドウが強い日差しにさらされるのを防ぎます。さらに、アルバリサ土壌は、水はけが良いという特徴も持っています。地中海性気候のヘレス地方は、年間を通して雨が少なく乾燥していますが、アルバリサ土壌は、貴重な雨水を地中深くに浸透させ、ブドウの根に水分を供給します。こうして、太陽の光を浴びながらも、過剰な日差しや乾燥から守られたブドウは、ゆっくりと成熟し、シェリー酒の原料となる、糖度が高く、酸味豊かな果実へと成長していくのです。