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ワイン業界に革新? ポリマータンクとは

ワインを保存しておくには、昔ながらの木製の樽や、近年よく使われるようになったステンレス製のタンクが使われることが多いでしょう。しかし、近年、ワイン造りの世界に、新しい波が押し寄せてきています。それは、「ポリマータンク」と呼ばれる、特殊なプラスチック素材で作られたタンクです。ポリマータンクは、木樽やステンレスタンクに比べて、軽量で扱いやすく、洗浄も簡単というメリットがあります。そのため、近年多くのワイナリーで導入が進んでいます。また、ポリマータンクは、ワインに余計な香りを移すことがないため、ブドウ本来の繊細な風味や香りを最大限に引き出すことができるとも言われています。さらに、ポリマータンクは、その素材の特性から、温度管理が容易という点も大きな魅力です。ワインの熟成には、適切な温度管理が不可欠ですが、ポリマータンクは外部環境の影響を受けにくいため、安定した品質のワインを造るのに役立ちます。このように、多くの利点を持つポリマータンクは、ワイン造りの現場において、今や欠かせない存在となりつつあります。ワイン愛好家にとっては、ポリマータンクで造られたワインを試してみることで、新たなワインの世界が広がるかもしれません。
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ワイン造りの要!様々な発酵槽とその特徴

おいしいワインを造るには、原料のブドウの出来栄えはもちろんですが、製造工程も大切です。中でも、発酵はワインの味を左右する重要な工程です。そして、この発酵を行うために欠かせないのが「発酵槽」です。発酵槽とは、アルコール発酵中のワインを貯蔵し、適切な環境を保つための容器です。どのような素材で、どのような形のものを選ぶかによって、ワインに与える影響も異なってきます。発酵槽の素材として、伝統的に使われてきたのは木製の樽です。特にオーク材の樽は、独特の香りがワインに移り、複雑な香りとまろやかな味わいを与えます。そのため、高級ワインの製造によく使われています。一方、近年ではステンレス製の発酵槽も広く使われています。ステンレスは、耐久性に優れ、清掃もしやすく、雑菌の繁殖を抑えることができるという利点があります。また、熱伝導率が低いため、発酵中の温度管理がしやすいというメリットもあります。そのため、すっきりとした味わいのワイン造りに適しています。その他にも、近年ではコンクリート製の槽も見かけるようになりました。コンクリートは断熱性が高く、温度変化の影響を受けにくいという特徴があります。このように、発酵槽の素材によって、ワインの味わいや香りが微妙に変化します。ワイン醸造家は、それぞれのワインに最適な素材を選び、最高の状態に仕上げるために日々研究を重ねているのです。