品種 日本生まれの赤ワイン用ブドウ品種、アルモ・ノワール
日本のワイン造りにおいて、世界で評価されている品種だけでなく、日本の風土に合った独自の品種を生み出すことも重要な課題となっています。その挑戦の中で生まれた黒ブドウ品種の一つが、アルモ・ノワールです。1990年代、山梨県にある果樹試験場にて、世界的に有名なカベルネ・ソーヴィニヨンと、オーストリア生まれのツヴァイゲルトを交配させることで誕生しました。カベルネ・ソーヴィニヨンは、フランスのボルドー地方を代表する品種で、しっかりとした骨格と複雑な香味が特徴です。一方、ツヴァイゲルトは、寒さに強く、色素が濃いワインを生み出す品種として知られています。アルモ・ノワールは、両親の良いところを受け継ぎ、日本の気候でも栽培しやすく、色鮮やかで濃厚なワインを生み出します。さらに、カシスやブラックベリーを思わせる果実香と、スパイスのニュアンスが感じられる、複雑で奥深い味わいが魅力です。誕生からまだ日は浅いですが、日本の風土に根ざした個性的なワインを生み出す品種として、今後の発展に大きな期待が寄せられています。
