ビオロジック

生産地

個性光るワインの産地、ジュラ

フランス東部、雄大なアルプス山脈がそびえ立つスイスとの国境近くに、ジュラと呼ばれる地域があります。緑豊かな山々や丘陵地帯が広がり、フランスの中でも特に自然豊かな場所として知られています。そして、この美しいジュラの地で、古くからワイン造りが行われてきました。ジュラはフランスのワイン産地の中でも最小規模の一つに数えられ、フランスワインの主要な産地と比べると、その知名度は高くありません。しかし近年、知る人ぞ知る個性的なワインを生み出す産地として、世界中のワイン愛好家から注目を集めています。ジュラ地方は、冷涼な気候と石灰岩質の土壌という、個性的なワインを生み出すための恵まれた環境にあります。この地域で造られるワインは、その独特の風味と香りから、しばしば「ジュラの奇跡」と称賛されます。ジュラワインの魅力は、その多様性にもあります。白ワインでは、世界でも珍しい黄ワインと呼ばれる、独特の風味を持つワインが造られています。また、赤ワインでは、プーサールと呼ばれる、軽やかでフルーティーな味わいのワインが有名です。豊かな自然と伝統的な景観の中で育まれるジュラワインは、フランスワインの奥深さを知る上で、欠かせない存在と言えるでしょう。
生産者

フランソワ・ラマルシュ:ブルゴーニュの至宝

- ラマルシュ家の歴史20世紀初頭、フランスのブルゴーニュ地方にあるシャンボール・ミュジニー村にアンリ・ラマルシュという名の樽職人がいました。彼は樽作り職人として高い技術を持っていましたが、同時にブドウ栽培とワイン造りにも深い情熱を注いでいました。そんな彼が、ヴォーヌ・ロマネ村の女性マリー・グリヴレと結婚します。マリーの実家は代々ブドウ畑を所有しており、二人の結婚はアンリにブドウ栽培家としての道を切り開くことになりました。アンリとマリーは力を合わせ、シャンボール・ミュジニーとヴォーヌ・ロマネの2つの村にまたがる畑を所有するに至ります。これが、後に世界的に有名なワイン生産者となる「ドメーヌ・フランソワ・ラマルシュ」の礎となりました。ドメーヌの名前に冠されたフランソワは、アンリとマリーの息子であり、父の情熱を受け継いでワイン造りの世界へと進みます。彼は持ち前の才能とたゆまぬ努力によって、ドメーヌのワインの品質を飛躍的に向上させました。そして、フランソワ・ラマルシュの名は、高品質なブルゴーニュワインの代名詞として世界中に知れ渡ることになるのです。
生産方法

ワインと有機栽培:知っておきたい基礎知識

- 有機栽培とは?有機栽培とは、ブドウ本来の力と自然の力を最大限に活かす栽培方法です。化学肥料や農薬の使用を避け、堆肥などの有機肥料や益虫などを活用して、土壌の力を高めながらブドウを育てます。この栽培方法は、環境への負荷を減らし、持続可能な農業を目指すという点で注目されています。化学物質の使用を抑えることで、土壌や水質汚染を防ぎ、生物多様性を守ることができます。また、そこで働く人々の健康を守ることにもつながります。こうして育てられたブドウから造られるワインは、一般的に「ビオワイン」や「オーガニックワイン」と呼ばれ、近年人気が高まっています。有機栽培ワインを選ぶことは、美味しいワインを楽しむだけでなく、環境保護や社会貢献にもつながると言えるでしょう。