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幻の白ブドウ、ピコリットの魅力

ピコリットとは、イタリアの北東部に位置するフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州で栽培されている白ぶどうの品種、そしてそのぶどうから造られるワインの名前です。この地域は、雄大なアルプス山脈の麓に広がり、太陽の光が降り注ぐアドリア海に面した温暖な土地です。ピコリットは、この恵まれた環境の中、古くからこの地で栽培され、ワイン造りの歴史を育んできました。その起源は古く、古代ローマ時代にまで遡るとも言われています。当時から、その希少性と芳醇な味わいで、皇帝や貴族など限られた人々に愛され、珍重されてきました。長い時を超えてもなお、ピコリットは、その高貴な香りと味わいで、多くの人を魅了し続けています。
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希少なイタリア白ワインの味わいを紐解く:ビアンケッロの魅力

- アドリア海に面した太陽の恵みイタリアの中部に位置し、アドリア海に面したマルケ州。温暖な気候と肥沃な土壌が広がるこの土地は、古くからワイン造りが盛んな地域として知られています。数々のブドウ品種が栽培される中で、ひっそりと、しかし確実にその存在感を示しているのが、白ワイン用ブドウ品種の「ビアンケッロ」です。「ビアンケッロ」という名前は、その果皮の色が「白い」ことに由来します。完熟すると黄金色に輝く美しい果実を実らせ、その果実からは、柑橘系果実や白い花のアロマ、そしてミネラル感あふれる、フレッシュで生き生きとした酸を持つワインが生まれます。マルケ州の温暖な気候は、「ビアンケッロ」の持つ繊細なアロマを最大限に引き出し、一方で、アドリア海から吹き込む潮風は、ブドウに心地よい塩味を与え、ワインに複雑味を加えます。近年、この「ビアンケッロ」を使ったワインは、その品質の高さと個性的な味わいから、国内外で注目を集めています。太陽の光をいっぱいに浴びて育った「ビアンケッロ」から造られるワインは、まさにアドリア海の恵みと言えるでしょう。
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隠れた名ブドウ品種、ツィルファンドリの魅力

- ハンガリーとオーストリアの希少品種「ツィルファンドリ」という名前を聞いたことがありますか?これは、ハンガリーとオーストリアのごく限られた地域でのみ栽培されている、白ワイン用の希少なブドウ品種です。ハンガリーでは、首都ブダペストから南へ約200キロ、ドナウ川の西岸に広がる丘陵地帯、ドゥナーントゥーリ地方が主な産地です。特に、この地方の中心都市であるペーチ周辺は、ツィルファンドリにとって最も適したテロワールとして知られています。一方、オーストリアでは、東部に位置し、ハンガリーと国境を接するテルメンレギオンと呼ばれる温暖な地域でのみ栽培されています。ツィルファンドリから造られるワインは、その希少性ゆえに、「幻のワイン」とさえ呼ばれることがあります。黄金色がかった麦わら色をしており、柑橘系果実や白い花、ハーブのアロマが感じられます。味わいは、生き生きとした酸味とミネラル感が特徴で、余韻にはほのかな苦味が感じられます。生産量が限られているため、ツィルファンドリはワイン愛好家の間でもまだあまり知られていません。しかし、その個性的な味わいと豊かなアロマは、一度口にすれば忘れられない感動を与えてくれるでしょう。もし、ワインショップやレストランで見かけることがあれば、ぜひ試してみて下さい。