生産方法 ワインの生命線!新梢の役割とは?
春の穏やかな日差しが、冬の寒さで休んでいた大地を優しく照らし始めると、まるで眠りから覚めたかのように、ブドウの木々も活動を始めます。土の中深くで、冬の間、じっと力を蓄えていたブドウの木は、そのエネルギーを糧に、硬くなった樹皮を力強く押し上げていきます。そして、ついにその先端から、透き通るような緑色の小さな芽を顔を出すのです。この、春の訪れを告げるかのような、力強さと繊細さを併せ持つ小さな芽は、「新梢(しんしょう)」と呼ばれています。新梢は、やがて葉を広げ、光合成を行うことで、ブドウの実を実らせるための栄養を作り出す、まさにワインの品質を左右する大切なものとなるのです。春の光を浴びて、力強く芽吹く新梢の姿は、生命の力強さを感じさせ、私たちに春の訪れを告げるとともに、その年のワインへの期待も高めてくれるのです。
