新梢

生産方法

ワインの生命線!新梢の役割とは?

春の穏やかな日差しが、冬の寒さで休んでいた大地を優しく照らし始めると、まるで眠りから覚めたかのように、ブドウの木々も活動を始めます。土の中深くで、冬の間、じっと力を蓄えていたブドウの木は、そのエネルギーを糧に、硬くなった樹皮を力強く押し上げていきます。そして、ついにその先端から、透き通るような緑色の小さな芽を顔を出すのです。この、春の訪れを告げるかのような、力強さと繊細さを併せ持つ小さな芽は、「新梢(しんしょう)」と呼ばれています。新梢は、やがて葉を広げ、光合成を行うことで、ブドウの実を実らせるための栄養を作り出す、まさにワインの品質を左右する大切なものとなるのです。春の光を浴びて、力強く芽吹く新梢の姿は、生命の力強さを感じさせ、私たちに春の訪れを告げるとともに、その年のワインへの期待も高めてくれるのです。
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ワイン用ブドウ栽培における重要な作業:アコラージュ

春の訪れとともに、長く厳しい冬眠から目覚めたブドウの樹々は、再び生命の息吹を取り戻します。まるで眠りから覚めたばかりの人間のように、樹の内部では再び勢いよく樹液が流れ始めます。そして、気温が徐々に上昇するにつれて、枝の先端に潜んでいた小さな芽が、春の暖かさに誘われるように膨らみ始めます。やがて、その芽から『新梢』と呼ばれる、若々しい緑色の枝が力強く伸びていきます。この新梢は、太陽の光を浴びて大きく葉を広げ、光合成を行うことで、ブドウの実を大きく成長させるための栄養分を作り出す、ブドウの樹にとって非常に重要な役割を担っています。新梢は、まるで生まれたばかりの赤ん坊のように、周囲の影響を受けやすく、とても繊細です。そこで、この大切な新梢を風雨などの影響から守り、健やかに育てていくために欠かせない作業が『アコラージュ』です。アコラージュとは、支柱に新梢を固定する作業のことで、これによって新梢は強風で折れたりすることなく、太陽の光を効率的に浴びて、より多くの栄養をブドウの実に送ることができます。そして、秋には美味しいワインの原料となる、たわわに実ったブドウを収穫することができるのです。