ワインラベル ワイン造りの秘境? クロを紐解く
ワインの世界には、特別な響きを持つ言葉がいくつか存在します。その一つが『クロ』です。主にフランスのブルゴーニュ地方やボルドー地方で見かける言葉ですが、一体どのような畑なのでしょうか?クロとは、簡単に言えば、石垣などの塀で囲まれた畑のことを指します。フランス語で『囲い』や『塀』を意味する言葉が由来となっています。古くは、農作物の中でも特にブドウは貴重であり、最良の区画を風雨や動物から守るために、人々は塀で囲って保護していました。この歴史が、ワイン用語としての『クロ』に繋がっているのです。クロで栽培されるブドウは、周囲の環境から隔離されているため、その土地の土壌や気候の影響を強く受けます。そのため、クロのワインは、他の畑で収穫されたブドウを使ったワインとは異なる、独特の個性を持つと言われています。また、クロは限られた面積の畑であることが多く、そこで収穫されるブドウの量も限られています。そのため、クロのワインは、希少価値が高く、高価で取引される傾向があります。クロという言葉は、単に囲われた畑という意味だけでなく、その土地の歴史や文化、そしてそこで育つブドウの品質の高さを表す、特別な言葉と言えるでしょう。
