エクストラ・ブリュット:辛口スパークリングワインの極み
ワインを知りたい
先生、「エクストラ・ブリュット」って、よく聞くんですけど、どんなお酒なんですか?
ワイン研究家
いい質問だね。「エクストラ・ブリュット」は、スパークリングワインの中でも特に辛口のものを指す言葉なんだよ。
ワインを知りたい
スパークリングワインの中でも、さらに種類があるんですね!辛口って、どのくらい甘くないんですか?
ワイン研究家
「エクストラ・ブリュット」は、ほとんど甘みを感じないくらい辛口なんだ。砂糖の量で言うと、1リットルあたり角砂糖1個分よりも少ないんだよ。だから、すっきりとした味わいが好きな人に好まれるね!
エクストラ・ブリュットとは。
「エクストラ・ブリュット」って言葉、ワインの、とくに発泡しているワインの味を表す時に使うんだけど、フランスとかドイツでは、砂糖の量が1リットルあたり0グラムから6グラムまでの、あまり甘くないワインにこの名前を付けることができるんだって。イタリアやスペインでは「エクストラ・ブルット」って言うみたい。世界中で、だいたい同じような感じで使われている言葉なんだ。
エクストラ・ブリュットとは
– エクストラ・ブリュットとはスパークリングワイン、特にシャンパンのように瓶内で二次発酵を行うワインには、甘口から辛口まで様々な味わいの種類があります。その甘辛度合いを示す用語の一つに、「エクストラ・ブリュット」があります。エクストラ・ブリュットは、文字通り「極めて辛口」を意味する言葉で、その名の通り、非常に辛口に仕上がっているのが特徴です。これは、ワインの製造過程で加えられる糖分量に関係しています。ワイン造りでは、発酵が終わった後に補糖を行うことがありますが、エクストラ・ブリュットの場合、残糖分量が1リットルあたり0~6グラムと、極限まで抑えられています。そのため、口に含むと、キリッとしたドライな味わいが広がり、後味はすっきりとしています。甘味よりも、ブドウ本来の酸味やミネラル感を強く感じるため、料理の味を邪魔せず、食前酒としてはもちろん、魚介料理などとも相性抜群です。豊かな香りとキレのある味わいは、特別な日の一杯にも最適です。
用語 | 意味 | 特徴 | 相性の良い料理 |
---|---|---|---|
エクストラ・ブリュット | 極めて辛口 | 残糖分量1リットルあたり0~6グラムと極限まで抑えられている。キリッとしたドライな味わいで、ブドウ本来の酸味やミネラル感が強く感じられる。 | 食前酒、魚介料理 |
世界共通の基準
– 世界共通の基準
スパークリングワインの甘辛度合いを示す「エクストラ・ブリュット」という表記は、フランスやドイツなどヨーロッパ諸国で広く使われています。また、イタリアやスペインでは「エクストラ・ブルット」と表記されますが、意味合いは全く同じです。
このように、「エクストラ・ブリュット」もしくは「エクストラ・ブルット」という表記は、世界的にほぼ共通の基準として認識されています。そのため、ラベルにこれらの表記があれば、どこの国のスパークリングワインであっても、安心して辛口の味わいを堪能できます。
世界共通の基準があることで、私たちは言葉の壁を越えて、自分の好みのスパークリングワインを見つけることができます。これは、ワインの世界を楽しむ上で、大きな喜びと言えるでしょう。
表記 | 意味合い | 使用地域 |
---|---|---|
エクストラ・ブリュット | 辛口 | フランス、ドイツなどヨーロッパ諸国 |
エクストラ・ブルット | 辛口 | イタリア、スペイン |
他の甘辛表示との違い
– 他の甘辛表示との違いスパークリングワインのラベルに記載された「エクストラ・ブリュット」という表示。これは、ワインの甘辛度合いを示す大切な情報の一つです。しかし、甘辛度合いを示す表示は、エクストラ・ブリュット以外にもいくつか存在します。例えば、「ブリュット」もよく見かける表示の一つでしょう。エクストラ・ブリュットとブリュット、どちらも辛口であることに変わりはありませんが、実はその甘さに微妙な違いがあります。ワインの甘辛度合いは、残糖と呼ばれるブドウの果汁に由来する糖分の量で決まります。エクストラ・ブリュットは、この残糖が非常に少ないため、キリッとした辛口に仕上がっています。一方、ブリュットは、エクストラ・ブリュットより残糖がわずかに多くなっています。そのため、エクストラ・ブリュットと飲み比べると、ほんのりと甘味を感じ取ることができるでしょう。とはいえ、ブリュットも辛口のカテゴリーに属しているため、甘味が苦手な方でも美味しく楽しむことができます。このように、スパークリングワインには、甘辛度合いによって様々な種類が存在します。自分好みの甘辛度合いのワインを見つけるためには、それぞれの表示の違いを知っておくことが大切です。
甘辛表示 | 残糖量 | 味の特徴 |
---|---|---|
エクストラ・ブリュット | 非常に少ない | キリッとした辛口 |
ブリュット | エクストラ・ブリュットよりわずかに多い | ほんのりとした甘味を感じる辛口 |
エクストラ・ブリュットを楽しむ
「エクストラ・ブリュット」という言葉を耳にしたことはありますか?これは、シャンパンやスパークリングワインの甘口度合いを示す言葉のひとつで、その中でも特に糖度が低く、辛口に仕上がった味わいが特徴です。
エクストラ・ブリュットは、そのキリッとした味わいが魅力です。例えば、食事を始める前の食欲をそそる一杯として楽しむのはもちろんのこと、生牡蠣や寿司など、素材そのものの繊細な味わいを大切にしたい料理と合わせると、互いの持ち味を引き立て合い、より一層美味しさが引き立ちます。
また、天ぷらやフライなど、脂っこく重くなりがちな料理と合わせると、口の中をさっぱりとリフレッシュさせてくれる効果も期待できます。
このように、エクストラ・ブリュットは、普段の食事を少しだけ贅沢にしたい時や、誕生日や記念日など、特別な日を華やかに彩りたい時、大切な人と過ごす特別な食事など、様々なシーンで活躍してくれるでしょう。
もし、今まで甘口のスパークリングワインを好んで飲んでいた方も、次の機会にはぜひ、エクストラ・ブリュットに挑戦してみて下さい。きっと、そのすっきりとした辛口の魅力に、新しい発見があるはずです。
特徴 | シーン | 料理との相性 |
---|---|---|
糖度が低く、辛口 |
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まとめ
辛口スパークリングワインの中でも、「エクストラ・ブリュット」は、その名の通り、極めて辛口で洗練された味わいが特徴です。 砂糖をほとんど加えずに造られるため、ブドウ本来の旨みや酸味の複雑なハーモニーを存分に楽しむことができます。その繊細な味わいは、前菜からメインディッシュ、デザートまで、幅広い料理との相性が抜群です。
エクストラ・ブリュットは、シャンパーニュ地方をはじめ、世界各国で造られています。それぞれの産地や造り手によって、味わいの個性は千差万別です。例えば、フランスのシャンパーニュ地方のエクストラ・ブリュットは、エレガントで繊細な味わいが特徴です。一方、スペインのカタルーニャ地方のものは、力強く果実味豊かな味わいが楽しめます。
エクストラ・ブリュットは、特別な日のお祝いや、大切な人への贈り物にも最適です。また、自分へのご褒美として、日常的に楽しむのも良いでしょう。 様々な生産者が、個性豊かなエクストラ・ブリュットを造り出しているので、ぜひ、色々な銘柄を試してみて、自分好みの1本を見つけてみて下さい。新しい発見が、あなたを素晴らしいワインの世界へと誘ってくれるはずです。
特徴 | 詳細 |
---|---|
味わい | 極めて辛口で洗練された味わい。ブドウ本来の旨みや酸味。 |
産地 | シャンパーニュ地方をはじめ世界各国 |
生産者による違い | フランスのシャンパーニュ地方:エレガントで繊細 スペインのカタルーニャ地方:力強く果実味豊か |
おすすめシーン | 特別な日のお祝い、贈り物、日常のご褒美 |