生産地 ローヌの隠れた名産地 サン・ジョセフの魅力
フランス南東部を悠々と流れる雄大なローヌ川。その流域には数多くの銘醸地が存在しますが、その中でもひときわ隠れた名産地と言えるのが、コート・デュ・ローヌ北部にあるサン・ジョセフです。丘陵地帯に広がるこの産地は、ローヌ川を見下ろすかのようにブドウ畑が広がっており、その面積は1382ヘクタールにも及びます。広大な面積を誇りながらも、まだその名は広く知られているとは言えません。しかし、この地で育まれたブドウから造られるワインは、まさにローヌの隠れた名産品と呼ぶにふさわしい品質を備えています。サン・ジョセフの土壌は、花崗岩や片麻岩などの岩石質で構成されており、水はけが良く、ブドウ栽培に最適な環境です。昼夜の寒暖差が大きい気候も、ブドウに豊かな香りと複雑な味わいを生み出す要因となっています。この地で造られるワインは、赤ワインが主体で、シラー種を主要品種としています。シラー種特有のスパイシーな香りと、しっかりとしたタンニンが特徴です。熟成により、なめらかで複雑な味わいを増し、長期熟成にも適しています。サン・ジョセフは、まだあまり知られていない産地ではありますが、近年、品質の高さから注目を集めています。雄大なローヌ川の恩恵を受けたこの地で生まれるワインは、これからも多くの人を魅了していくことでしょう。
