生産者 アンヌ・グロ:ブルゴーニュの偉大な遺産を受け継ぐ
フランスのブルゴーニュ地方、かの有名なヴォーヌ・ロマネ村。この地で生まれ育ったアンヌ・グロ氏は、偉大なワイン生産者であるフランソワ・グロ氏を父に持ちました。幼い頃から父の経営するドメーヌ・アンヌ・グロは、彼女にとって身近な存在でした。しかし、ワイン造りの世界に囲まれながらも、アンヌ氏の関心は文学に向いていました。熱心に学問に励み、将来は文学の道に進むことを疑いもしなかったのです。転機が訪れたのは、1988年、アンヌ氏が22歳の時のことでした。突如として、父のドメーヌを継ぎ、ワイン造りをするという決断を下したのです。それまでの文学少女のイメージを一新する、大きな転換点でした。周囲の人々にとって、それは驚きであり、そして同時に、アンヌ氏の内に秘められていた情熱を垣間見る瞬間でもありました。偉大な父の背中を見て育ったアンヌ氏。その胸の奥には、いつしかワイン造りへの熱い思いが芽生えていたのかもしれません。
