品種 スペインの太陽を浴びたブドウ:アイレン
スペインと聞くと、情熱的なフラメンコや雄大な闘牛を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、忘れてはならないのが、広大なブドウ畑が広がるワインの名産地としての顔です。そのスペインで最も多く栽培されているブドウ品種が、今回ご紹介する「アイレン」です。アイレンは、スペイン全土のブドウ畑の約3分の1を占めるほど広く栽培されています。特に、ラ・マンチャ地方など、乾燥した暑い地域に多く見られます。この過酷な環境に耐えられるほど、アイレンは生命力の強い品種なのです。仕上がったワインは、爽やかな酸味とミネラル感が特徴です。柑橘系の果実やハーブを思わせる香りが、口の中をリフレッシュさせてくれます。かつては、その特徴から、主に蒸留酒の原料として使われていました。しかし近年では、醸造技術の向上により、フレッシュでフルーティーな味わいのワインが造られるようになり、世界中で注目を集めています。スペインの太陽の光をいっぱいに浴びて育ったアイレンから造られるワインは、まさにスペインの風土を体現していると言えるでしょう。
