生産地 魅惑の甘口ワイン:チンクエ・テッレ・シャッケトラの世界
イタリア北西部に位置するリグーリア州。その海岸線に沿って、まるで絵画のように美しい五つの村々が点在しています。ここが「チンクエ・テッレ」と呼ばれる地域です。険しい断崖絶壁に、人々が築き上げてきた急斜面の段々畑が続く独特の景観は、世界遺産にも登録されています。このチンクエ・テッレで、古くから人々はブドウ栽培を続けてきました。険しい地形であるがゆえ、機械は使えません。すべての作業は人の手によって、代々受け継がれてきた伝統的な方法で行われます。太陽の光をいっぱいに浴びた急斜面で育ったブドウから、黄金色の甘美なワイン「チンクエ・テッレ・シャッケトラ」は生まれます。蜂蜜やアプリコットを思わせる、芳醇な香りと濃厚な甘み。しかし、後味は驚くほどすっきりとしています。これは、厳しい環境の中で育ったブドウだけが持つ、力強い凝縮感と、この地で長年培われたワイン造りの技が生み出す、まさに奇跡の味わいです。
