品種 ドイツの成功品種 ドルンフェルダー
ドイツは古くからワイン造りが盛んな国として知られていますが、冷涼な気候がブドウ栽培の大きな壁となっていました。特に、赤ワインの原料となる黒ブドウ品種にとって、温暖な気候は欠かせません。太陽の光を十分に浴びて、しっかりと熟した黒ブドウでなければ、色の濃い、風味豊かな赤ワインは生まれないからです。ドイツでは、黒ブドウは赤ワインというよりも、色が薄く軽い口当たりの赤ワイン風飲料の原料として使われることが多くありました。しかし、ワイン生産者たちの間では、ドイツの気候でも本格的な赤ワインを造りたいという強い思いがありました。そこで、試行錯誤の末に生まれたのが、寒さに強い黒ブドウ品種、ドルンフェルダーだったのです。ドルンフェルダーは、ドイツの冷涼な気候でも、しっかりと色づき、糖度も十分に上がるため、ドイツワインの新たな可能性を切り開く品種として、大きな期待を背負って誕生しました。
