ブドウ果汁

生産方法

ワイン造りにおけるボーメ度の重要性

- ボーメ度とはワイン作りにおいて、ブドウの糖度は非常に重要な要素です。なぜなら、ブドウの糖度が最終的にワインのアルコール度数を左右し、ひいてはワインのスタイルや味わいを決定づけるからです。この重要な糖度を測る指標の一つとして、「ボーメ度」が使われています。ボーメ度は、18世紀にフランスの化学者アントワーヌ・ボーメによって考案された、液体比重の単位です。ボーメは、自身が開発した比重計を用いて様々な液体の比重を測定しました。その比重計は、液体に浮かべた際に沈む深さによって目盛りが変わる仕組みになっており、この目盛りがそのままボーメ度として用いられます。ワイン作りにおいては、醗酵前のブドウ果汁に含まれる糖分の量をボーメ度で表します。果汁の比重が高い、つまり糖分が多いほどボーメ度は高くなります。そして、このボーメ度から、完成するワインのアルコール度数を予測することができます。例えば、ボーメ度10度のブドウ果汁からは、およそアルコール度数12度のワインが作られます。このように、ボーメ度はワインのアルコール度数を左右する重要な指標であり、ワイン醸造家はボーメ度を参考にしながら、収穫時期や醸造方法を決定しています。
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ワインの甘さの指標「エクスレ」

- エクスレとはエクスレとは、主にドイツやルクセンブルクのワイン造りで用いられる、ブドウ果汁の糖度を示す単位です。この単位は、19世紀に活躍したドイツの技師、フェルディナンド・エクスレ氏の名前に由来しています。彼は、ブドウの果汁に含まれる糖分の量と、その果汁から造られるワインのアルコール度数との間に密接な関係があることを発見しました。そして、その関係をより明確に示すために、果汁の比重を測定する方法を開発しました。 果汁の比重は、糖分が多いほど高くなるため、この値を測定することで、ブドウの熟度や、そこから造られるワインの潜在的なアルコール度数を推定することができるのです。エクスレ氏は、自らが開発した比重計を用いて測定した値を「エクスレ度」と名付けました。 エクスレ度は、ブドウ果汁1キログラムあたりの糖分のグラム数を表しており、数値が大きいほど糖度が高い、つまり完熟したブドウであることを示します。例えば、エクスレ度100度の果汁は、1キログラムあたり100グラムの糖分を含んでいるということになります。今日でも、エクスレ度はワイン、特にドイツワインの品質を評価する上で重要な指標として用いられています。ブドウの栽培地域や品種、収穫年によってエクスレ度は異なり、その違いがワインの味わいの多様性を生み出す一因となっています。そして、醸造家は長年の経験と知識に基づき、それぞれのブドウの出来栄えをエクスレ度から判断し、最適なワイン造りを行っているのです。