生産方法 黄金の甘み「パッシート」の世界
太陽の恵みをたっぷり浴びた芳醇な甘口ワイン、それがパッシートです。イタリアで古くから受け継がれてきた伝統的な製法で、その名の由来はイタリア語で「干しぶどう」を意味する言葉からきています。一般的なワイン造りでは、収穫したばかりの新鮮なブドウを使用しますが、パッシートは一味違います。収穫したブドウを天日に干したり、風通しの良い室内で陰干ししたりして、じっくりと時間をかけて乾燥させていきます。この乾燥過程こそが、パッシート最大の特徴です。太陽の光と風によって水分が失われていくにつれて、ブドウはまるでレーズンのように、凝縮された濃厚な甘みと芳醇な香りを帯びていきます。こうして糖度がぐっと高まったブドウを、今度は丁寧に圧搾し、じっくりと時間をかけて発酵させていきます。こうして生まれるのが、黄金色に輝く、魅惑的な甘口ワイン、パッシートなのです。口に含めば、凝縮されたブドウの甘みと芳醇な香りが口いっぱいに広がり、至福のひとときを与えてくれます。
