ヴィティス・コワニティ

品種

日本のワインを語る上で欠かせない、ヴィティス・コワニティとは?

ワインを造るためには、原料となるブドウが欠かせません。そして、世界には数え切れないほどのブドウの品種が存在し、それぞれが個性的な色、形、そして味わいをワインにもたらします。私たちにとって最も馴染み深いワインの多くは、「ヴィティス・ヴィニフェラ」と呼ばれるヨーロッパ原産のブドウから造られます。 カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネ、メルロー、ピノ・ノワールといった名前を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。これらの品種は、世界中の様々な地域で栽培され、それぞれの土地の気候や土壌の特徴を反映した、個性豊かなワインを生み出しています。しかし、ブドウの世界はヴィニフェラ種だけにとどまりません。アメリカ大陸原産のブドウは、「ヴィティス・ラブルスカ」や「ヴィティス・リパリア」といった種類に分類され、フィロキセラと呼ばれる害虫への耐性を持つことから、ワイン造りに重要な役割を果たしてきました。 フランスワインの歴史においても、19世紀後半にフィロキセラが猛威を振るい、壊滅的な被害をもたらした際に、これらのアメリカ系ブドウの力を借りて、危機を乗り越えたという歴史があります。さらに、近年注目を集めているのが、それぞれの地域で古くから栽培されてきた固有のブドウ品種です。日本では「甲州」や「マスカット・ベーリーA」などが知られていますが、世界各地で、その土地の風土に適応した個性的なブドウが rediscover され、魅力的なワインが生まれています。