テイスティング ワインと酸化:熟成の妙
- 酸化とは空気中には酸素が存在しますが、身の回りにある物質の多くはこの酸素と反応することで、その性質を変化させてしまいます。これが「酸化」と呼ばれる現象です。 例えば、鉄でできた製品を雨ざらしにすると、次第に表面が赤茶色く変化していきます。 これは、鉄が空気中の酸素と結びついて「酸化鉄」という物質に変化するためです。 この酸化鉄はもろく、元の鉄よりも強度が劣るため、放置しておくと鉄製品全体がボロボロになってしまうこともあります。 これが、一般的に「錆びる」と呼ばれる現象です。酸化は鉄製品だけでなく、私たちの身近なところでも見られます。例えば、リンゴを切ってしばらく置いておくと、切り口が茶色く変色してしまいませんか? これも、リンゴに含まれる成分が空気中の酸素と反応することで起こる酸化現象です。 また、私たちが呼吸によって体内に取り込んだ酸素も、最終的には体内で様々な物質と反応し、酸化を引き起こしています。酸化は物質を変化させる現象ですが、必ずしも悪い影響をもたらすとは限りません。 例えば、お茶の葉を発酵させて作る紅茶や、お酒を発酵させて作る酢などは、酸化による発酵という過程を経ることで、独特の風味や香りが生まれます。 このように、酸化は私たちの身の回りで様々な影響を与えているのです。
