品種 ギリシャの白ブドウ品種、モネンヴァシアの魅力
ギリシャの大地で育まれる白ブドウ品種、モネンヴァシア。その名の由来は、ペロポネソス半島に悠然と佇む、中世の面影を残す城塞都市モネンヴァシアに遡ります。かつてはこの都市でも盛んに栽培され、その名が示す通り、まさにモネンヴァシアの地を代表するブドウとして人々に愛されていました。しかし、時の流れは残酷なもの。今では、かつての繁栄を偲ばせるかのように、その姿を見ることは叶いません。歴史の波に翻弄されながらも、その名を現代に伝えるモネンヴァシアは、ギリシャワインの歴史を語る上で欠かせない存在と言えるでしょう。 モネンヴァシアから生み出されるワインは、黄金色に輝き、柑橘系の爽やかな香りと共に、蜂蜜やスパイスを思わせる複雑なアロマを漂わせます。口に含むと、いきいきとした酸味が広がり、ふくよかな果実味と見事に調和します。余韻には、ほのかな苦味が心地よく残り、複雑で奥深い味わいを堪能させてくれます。かつては、この地で収穫されたブドウを用いて、甘口ワインが造られていました。しかし、現在では、辛口ワインを生み出す品種としても注目を集めています。 モネンヴァシアは、その歴史的背景もさることながら、唯一無二の味わいを持ち合わせるブドウ品種として、世界中のワイン愛好家を魅了し続けています。
