その他 ワイン評価の革命児、ワイン・アドヴォケイト
ワインを愛する人なら、一度は「ワイン・アドヴォケイト」という雑誌の名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか。この雑誌は、元々は弁護士という異色の経歴を持つアメリカのワイン評論家、ロバート・パーカーJr.氏が1978年に創刊しました。ワインの世界に大きな変化をもたらしたのは、この雑誌の存在があったからこそと言っても過言ではありません。それまでのワイン評価は、専門家や評論家といった一部の人々だけが担っていました。一般の人々にとって、ワインの世界は複雑で近寄りがたいものでした。しかし、パーカー氏は、そんなワインの世界に風穴を開けます。 彼は、一般消費者にも分かりやすい評価基準を打ち立て、誰もがワインの良し悪しを判断できるようにしたのです。これが「ワイン・アドヴォケイト」の人気を不動のものとし、ワイン評価の大衆化に大きく貢献しました。パーカー氏の評価は、ワインの生産者や販売者にとっても重要な意味を持つようになりました。高い評価を得たワインはたちまち評判となり、市場価値が跳ね上がることも珍しくありませんでした。パーカー氏の影響力はあまりにも大きく、「ワイン界の帝王」とまで呼ばれるようになったのです。
