品種 古代ギリシャからの贈り物、ワイン品種「アシリ」
エーゲ海に浮かぶ島々、ギリシャ。太陽の光を燦々と浴び、潮風を受けて育つブドウ畑が広がっています。そこでは、古代ギリシャ時代から人々に愛されてきた白ブドウ品種「アシリ」が栽培されています。その歴史は古く、かの有名な哲学者や詩人たちがアシリから造られたワインを傾けながら、熱い議論を交わしていたかもしれません。記録によると、当時からアシリは特別なブドウとして認識されており、その味わいは多くの人々を魅了していたようです。アシリの主な産地は、エーゲ海の島々の中でも特にドデカネス諸島やクレタ島です。これらの島々は、アシリにとって理想的な気候と土壌を備えているため、高品質なブドウが育ちます。そして近年では、その優れたポテンシャルが再認識され、ギリシャ本土でも栽培が広がりを見せています。アシリの魅力は、その土地の個性を反映した多様な味わいを表現できることにあります。火山灰土壌の Santorini島ではミネラル感あふれるシャープな味わいに、温暖な気候のRhodes島では熟した果実の風味を持つリッチな味わいになります。古代から続く歴史と、現代にも通用するポテンシャルを秘めたアシリ。現代の私たちも、古代の人々が愛したであろうその味わいを追体験してみてはいかがでしょうか。
