デビュタージュ

生産方法

春の訪れを告げる作業、畝崩し

日本の冬は、おいしいブドウを育てるブドウ農家にとって、大変厳しい季節です。 なぜなら、厳しい寒さはブドウの木に大きなダメージを与えてしまうからです。特に、地面の表面に近いところに位置する根は、凍結しやすい為、細心の注意が必要です。 そこで、ブドウ農家は、冬を迎える前に「畝上げ」という作業を行います。 畝上げとは、ブドウの木の根元に土を盛り上げて、まるで小さな山のような形を作ることです。 このひと手間を加えることで、地表に近い根を土中の深い場所に移動させることができ、凍結の危険から守ることができるのです。 また、畝上げは、冬の厳しい寒さの原因となる冷たい風からブドウの木を守る効果もあります。こうして、ブドウ農家は、冬の間もブドウの木が健やかに過ごせるよう、様々な工夫を凝らしているので す。そして、春には再び、おいしいブドウを実らせることができるのです。
生産方法

春の訪れを告げる、デビュタージュ

冬の寒さからブドウを守ることは、ワイン造りにおいて非常に重要です。特にフランスのように厳しい寒さに見舞われる地域では、ブドウの樹を寒さから守るための様々な工夫が凝らされています。その中でも「デビュタージュ」と呼ばれる作業は、冬を迎える前のブドウ畑において欠かせない作業の一つです。 デビュタージュとは、フランス語で「取り除く」という意味を持つ言葉ですが、ブドウ栽培においては、土寄せを意味する「ブタージュ」という言葉と対になって用いられます。ブタージュは、11月から12月にかけて、ブドウの樹の根元に土を盛り上げて小さな山を作る作業です。この土の山は、まるで布団のように根を包み込み、霜や寒風からブドウの根を保護する役割を果たします。ブドウの樹は、冬の間、休眠状態に入りますが、根は活動を続けています。土の山は、冬の厳しい寒さから根を守り、春には再び力強く芽吹くための大切な準備となるのです。そして、春の訪れとともに、今度は「デビュタージュ」を行い、根元に寄せられた土を優しく取り除きます。こうして、ブドウの樹は冬の寒さを乗り越え、再び豊かな実を実らせることができるのです。