再醗酵

生産方法

ワインの再醗酵:甘口ワインの製造の鍵

- ワイン造りにおける再醗酵とは?ワイン造りの最終段階である瓶詰め。通常はこの工程でワインは完成し、静かに熟成の時を迎えます。しかし、予期せぬ出来事が起こることがあります。それが「再醗酵」です。ワインは、ブドウに含まれる糖分を酵母がアルコールと炭酸ガスに分解することで作られます。本来、この発酵はタンクの中で完全に終わり、酵母は活動を停止します。しかし、何らかの原因で、瓶詰めされたワインの中にまだ活動できる酵母と、その栄養源となる糖分が残ってしまうことがあります。すると、静かに眠っていたはずの酵母が目覚め、再び発酵が始まってしまうのです。これが再醗酵です。再醗酵が起こると、瓶の中で炭酸ガスが発生し、内圧が高まります。その結果、ボトルが破裂したり、コルクが飛び出したりすることがあります。また、味わいの点でも、本来意図したスタイルとは異なる、発泡性のあるワインになってしまうことがあります。再醗酵は、ワインにとって大きなリスクと隣り合わせです。そのため、ワインメーカーは、フィルターで酵母を取り除いたり、適切な量の亜硫酸を添加したりするなど、様々な対策を講じて、再醗酵を防いでいます。