品種 スペインの力!黒ブドウ品種モナストレル
モナストレルは、スペイン生まれの黒ブドウから作られるワインに使用される品種です。ムールヴェードルという別名でも知られており、その歴史は非常に古く、15世紀に書かれた書物の中にすでに登場します。その書物には、モナストレルは粒が小さく、果皮が厚いブドウであると記されており、当時からその特徴が知られていたことがわかります。これは、モナストレルがはるか昔から人々の生活に根付いていたことを示す証拠と言えるでしょう。モナストレルはスペイン全土で栽培されていますが、特に有名な産地としては、太陽の光が降り注ぐ地中海沿岸地域や、内陸部の乾燥した地域が挙げられます。これらの地域では、モナストレルの特徴である、力強いタンニンと豊かな果実味を最大限に引き出したワインが造られます。熟成したモナストレルからは、プラムやブラックベリーを思わせる濃厚な香りと、スミレやスパイスのニュアンスを感じることができます。しっかりとした骨格と複雑な味わいは、熟成によってさらに深みを増し、円熟した味わいへと変化していきます。モナストレルは、単独で醸造されることもあれば、他のブドウ品種とブレンドされることもあります。スペインの代表的な赤ワインであるリオハワインでは、主要な品種であるテンプラニーリョとブレンドすることで、ワインに複雑さと奥行きを与えています。その長い歴史と、多様な味わいが楽しめることから、世界中のワイン愛好家を魅了し続けているモナストレル。ぜひ一度、その深い味わいを体験してみて下さい。
