生産方法 ワインの「ノンフィルター」って?
- ワイン造りにおける濾過とは?ワイン造りにおいて、濾過は最終段階で行われる重要な工程の一つです。濾過とは、ワインの中に残っている酵母やタンニン、果肉などの微粒子を取り除き、透明で美しい外観に仕上げる作業のことを指します。ワインを発酵させると、酵母やブドウの果肉、タンニンなどの様々な成分が溶け出し、濁りが生じます。これらの微粒子は、ワインの味わいに複雑さを与えることもありますが、過剰に存在すると、見た目が濁ってしまったり、味わいが荒々しく感じられたり、保存中に瓶内で変化が生じたりする可能性があります。そこで、ワインを美しく仕上げ、品質を安定させるために濾過という工程が必要となるのです。濾過には、フィルターの目の細かさによって様々な種類があります。粗いフィルターで大きな粒子を取り除く粗濾過、細かいフィルターでより微細な粒子を取り除く精密濾過など、ワインの個性や目指す味わいに合わせて使い分けられます。濾過を行うことで、ワインの味わいは滑らかになり、濁りや澱の発生が抑えられます。また、微生物の活動を抑制するため、品質を長期間安定させる効果も期待できます。しかし、濾過によってワイン本来の風味が損なわれてしまう可能性もわずかながら存在します。そのため、濾過を行うか否か、どの程度の濾過を行うかは、醸造家の哲学やワインのスタイルによって慎重に判断されます。
