生産地 ヴァン・ド・コルス:地中海の恵みを感じるワイン
紺碧の地中海に浮かぶ、「美の島」と称されるコルシカ島。フランス本土から南東へ約180キロメートルに位置するこの島は、その名の通り、豊かな自然と温暖な気候に恵まれた場所です。古くからブドウ栽培が盛んに行われ、個性豊かなワインを生み出しています。コルシカ島のワインと聞いて、多くの人が思い浮かべるのは「ヴァン・ド・コルス」でしょう。これは、島全体で造られるワインを指す言葉で、特に軽快な味わいのロゼワインは、アペリティフとして人気を集めています。しかし、コルシカ島のワインの魅力は、「ヴァン・ド・コルス」だけに留まりません。島の南西部に位置するパトリモニオは、その独自のテロワールから生まれる高級ワイン産地として、別格の存在感を放っています。そのため、一般的に「ヴァン・ド・コルス」は、パトリモニオを除く、島東部沿岸で造られるワインを指す場合が多いようです。太陽の光をいっぱいに浴びて育ったブドウから造られるコルシカワインは、温暖な気候を反映した、力強くフルーティーな味わいが特徴です。しかし、その一方で、地中海に浮かぶ島という土地柄から、ミネラル感あふれる爽やかさも持ち合わせています。世界的に有名なワイン産地とはまた異なる、個性豊かなコルシカワインの世界を、ぜひ一度体験してみてください。
