日本のフルーティーなブドウ:マスカット・ベーリーA

日本のフルーティーなブドウ:マスカット・ベーリーA

ワインを知りたい

先生、「マスカット・ベーリーA」って、なんか名前からして外国のぶどうみたいですよね?

ワイン研究家

確かにね。でも実は、日本で生まれたぶどうなんだよ。1927年に、新潟県の川上善兵衛さんという方が作ったんだよ。

ワインを知りたい

えー!そうなんですか?日本のぶどうなのに、どうして横文字の名前なんでしょう?

ワイン研究家

それはね、「マスカット・ハンブルグ」という外国のぶどうと、「ベーリー」という日本のぶどうを掛け合わせて作ったからなんだ。だから、両方の名前が入っているんだよ。

マスカット・ベーリーAとは。

「マスカット・ベーリーA」というワインの言葉は、外国のぶどうの名前のように聞こえますが、実は違います。1927年、新潟県の岩の原葡萄園で川上善兵衛さんという方が、新潟県で作った、日本生まれのぶどうなのです。このぶどうは、「ベーリー」と「マスカット・ハンブルグ」(皮が黒いマスカット)を交配させて生まれました。明るい色合いで、イチゴや綿菓子のような甘い香りが特徴です。味わいは、みずみずしくてはじけるような果物の味がして、意外としっかりとした酸味があります。渋みは少なく、とても軽くてまろやかです。「フルーティー」という言葉がぴったりな味わいです。ちなみに、「マスカット・ベーリー」の後に「A」が付くのは、昔、同じ親から生まれた「マスカット・ベーリーB」というぶどうがあったからなんですよ。

日本生まれの個性派ブドウ

日本生まれの個性派ブドウ

– 日本生まれの個性派ブドウ

ワインの原料となるブドウ、マスカット・ベーリーAと聞くと、その名前から海外生まれの品種を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。しかし、マスカット・ベーリーAは、日本で生まれたれっきとした日本の固有品種です。

1927年、新潟県の地で、「日本のワインの父」とも呼ばれる川上善兵衛氏によって生み出されました。川上氏は、当時日本で広く栽培されていたブドウであり、生食用の品種としても知られるマスカット・ハンブルグ種と、アメリカ原産のブドウ品種であるベーリー種をかけ合わせました。この2つの品種をかけ合わせることで、日本の風土にも適し、ワインにも最適な、全く新しいブドウ品種が誕生したのです。

マスカット・ベーリーAは、その名の通りマスカット香を持つことが特徴です。しかし、一般的なマスカットのように甘やかなだけではなく、イチゴやキャンディーを思わせる華やかな香りに、渋みと酸味のバランスが取れた味わいは、日本ワインならではの個性と言えるでしょう。

近年、日本ワインの品質の高さは世界中で認められつつあります。その中でも、日本独特の気候風土で育まれた個性豊かなマスカット・ベーリーAは、世界中のワイン愛好家から注目されています。

項目 内容
ブドウ品種 マスカット・ベーリーA
特徴 日本生まれの固有品種
マスカット香に加え、イチゴやキャンディーを思わせる華やかな香り
渋みと酸味のバランスが取れた味わい
開発者 川上善兵衛氏(日本のワインの父)
開発年 1927年
開発地 新潟県
交配 マスカット・ハンブルグ種 × ベーリー種

鮮やかな色合いと甘い香り

鮮やかな色合いと甘い香り

グラスに注がれたマスカット・ベーリーAは、ルビーのように鮮やかな赤色で、その美しさは、私たちを魅了します。ひと目見ただけで心を奪われるような、華やかな色合いです。
そしてグラスを傾けると、イチゴや綿菓子を思わせる甘い香りがふわりと漂い、心を和ませてくれます。この華やかでやさしい香りは、マスカット・ベーリーAならではの魅力と言えるでしょう。
口に含む前から、視覚と嗅覚の両方で楽しむことができる、それがマスカット・ベーリーAなのです。

特徴 説明
ルビーのように鮮やかな赤色
香り イチゴや綿菓子を思わせる甘い香り

フルーティーな味わい

フルーティーな味わい

一口飲めば、みずみずしく弾けるような果物の香りが口の中に広がります。まるでイチゴや飴を口に入れた時のような、まさに「フルーティー」という言葉がぴったりの味わいです。ただ甘いだけではなく、後味に感じるキリッとした酸味が全体を引き締め、単調な印象を与えません。渋みは非常に軽やかでまろやか。果実の風味を邪魔することなく、心地よい余韻へと誘ってくれます。

特徴 説明
香り みずみずしい果物(イチゴ、飴)
味わい フルーティー、甘みとキリッとした酸味のバランスが良い
渋み 軽やかでまろやか、余韻に繋がる

幅広い料理との相性

幅広い料理との相性

マスカット・ベーリーAは、そのフルーティーな香りと、軽やかな飲み心地で、多くの料理と楽しむことができる、懐の深いお酒です。
特に、焼き鳥や鶏肉の照り焼きなど、甘辛い味付けのお料理とは、最高の組み合わせと言えるでしょう。
ジューシーな鶏肉と、マスカット・ベーリーAの甘やかな香りが口の中で混ざり合い、至福のひとときを演出します。
また、意外に思われるかもしれませんが、香辛料を効かせた料理とも、相性が良いのです。
マスカット・ベーリーAに含まれる、渋みの少ないタンニンが、料理の辛さを和らげ、絶妙なバランスを生み出します。
新しい発見を楽しむつもりで、試してみてはいかがでしょうか。

特徴 合う料理 説明
フルーティーな香りと軽やかな飲み心地 焼き鳥、鶏肉の照り焼きなど甘辛い味付け ジューシーな鶏肉とマスカット・ベーリーAの甘やかな香りが口の中で混ざり合う
渋みの少ないタンニン 香辛料を効かせた料理 料理の辛さを和らげ、絶妙なバランスを生み出す

「A」の隠された秘密

「A」の隠された秘密

ワインを愛する皆さんなら、一度は「マスカット・ベーリーA」という名前を耳にしたことがあるでしょう。日本で生まれたこのブドウ品種は、その独特の風味と親しみやすい味わいで、多くの人を魅了しています。

ところで、この「マスカット・ベーリーA」の「A」は何を意味するのか、ご存知でしょうか?実は、「マスカット・ベーリーA」には、かつて「マスカット・ベーリーB」という兄弟品種が存在していました。どちらもアメリカのブドウ品種「ベーリー」と、ヨーロッパのブドウ品種「マスカット・ハンブルク」の交配によって誕生しました。

「マスカット・ベーリーB」は、兄貴分に当たる「A」よりも先に誕生しました。しかし、病気に弱く、栽培が難しいという欠点がありました。対して「マスカット・ベーリーA」は、病気に強く、日本の風土にもよく馴染み、栽培しやすいという特徴を持っていたのです。

結果として、広く普及したのは「マスカット・ベーリーA」の方となりました。現在では「マスカット・ベーリーB」を見かけることはほとんどありませんが、ひっそりとその系統を受け継いでいるかもしれませんね。

項目 マスカット・ベーリーA マスカット・ベーリーB
特徴 病気に強く栽培しやすい 病気に弱く栽培が難しい
普及状況 広く普及 ほとんど見かけない
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